3階建シェルター


3階建シェルターの設計にあたり、平成23年3月11日東日本大震災M9.0の圧倒的な破壊力・大津波を考慮して、
1.地震による地盤の崩壊・液状化・地盤沈下
2.地震力による倒壊
3.津波による破壊・滅失
以上の3つのテーマに対して考察する。

1.地盤の崩壊・液状化・地盤沈下について
今回の東日本大震災において多くの住宅が、地盤の崩壊・液状化により、復旧に多くの費用が掛かり困難の極みとなっております。では、なぜそうなったのでしょうか。それは建物が地震により液状化を起こさない地盤に建っていなかった為です。
池田建設の重量鉄骨住宅は地盤のボーリング調査を標準10m以上実施し、建物が液状化を起こさない地盤に杭地業または柱状改良地業を行い、その上に建物を建てますので、地盤崩壊による建物への影響のない設計です。

2.地震力による倒壊

3.11東日本大震災(M9.0)において、当社視察でも直接地震による倒壊は木造一般住宅でも殆ど見られなく、屋根瓦が落ちたのが目に付く程でした。しかし、直下型の阪神淡路大震災では、7割の死者が家屋や家具の倒壊・転倒による圧迫死でした。あの時も重量鉄骨造の家は被害が少なく、人命を十分守っていました。

3.津波による破壊・滅失
3.11東日本大震災は津波による想定外の被害を起こしました。
津波の大きさは震源地との距離と海底を含めたその地域の地形と大きく関係しており、
女川町、気仙沼、大船渡、宮古市田老などでは15mを越える津波が押寄せましたが、
仙台平野、石巻平野では地上4~5m位だったようです。
地面から3mの津波が押寄せた時の建物に対する力はどの位でしょうか?
一般に浸水深さの3倍の静水圧とされていますので
地上面で、約90KN/㎡…9t/㎡
地上3mの点で約60KN/㎡…6t/㎡ となります。
1m×1mの面積に9t~6tの荷重が掛かると考えられております。
当社施工例 

当社施工例 

南三陸町防災センター近くの重量鉄骨三階

その為、木造住宅・軽量プレファブ住宅などは、ほとんど津波で倒壊・流出し基礎部分のみ残りました。

東日本大震災の日本建築学会東北支部調査でも、高さ4mに達する津波が襲った場所の木造建物はほぼ全てが流失し全壊状態だったと報告しています。

重量鉄骨住宅も外装仕上げは滅失してしまいますが、柱梁の骨組は十分な保有永年耐力を有しており倒壊しません。

人々の人命は、その構造耐力により守る事が出来ます。
南三陸町防災センター近くの重量鉄骨三階建て店舗 

気仙沼港海岸より40〜50mの重量鉄骨三階建ての店舗付き住宅
(三階の窓ガラスも割れていません)